2008年9月28日日曜日

夜のお客さん


大森中のマンションに引っ越ししてから、夜になると来客があります。
どこからともなく現れる猫ちゃん(ノラ?でも首輪をしている)です。
勝手に「みーちゃん」とか呼んでますが、猫の方はクールに交わします。

Mekabunattouさんは、動物好きのためか、餌付けに夢中です。
私も最初は警戒してましたが、猫ちゃんの行動に一喜一憂してます。
最初の方よりは慣れてきて、声をかけたりすると、両目を細めたりしてかわいいものです。
まっ、でも毎日来ては餌を頂戴しててお調子ものですな。
今日は雨が降ってるので、ベランダのエアコン室外機の上で雨宿りでしょうか。。。

なんだかんだで、癒されているほんだけです。

2008年9月22日月曜日

ローマに三越

 今日は久々の出張。電車に揺られて見慣れた消費者金融の広告やだるそうな人々の顔を見ていると,カナダでの10日間が幻のように思えてくる。

 さて,会社に行ってみると海外出張から帰ってきている同僚も多かった。ローマに行ってきたTさん(女性)は「ローマはやっぱりとてもいい雰囲気でした」と言う。「ローマでは英語は通じた?」と訊くと「いやそれが殆ど通じないんですよ。学会場は英語で大丈夫だったんですけれどね。むしろ日本語のほうが通じましたよ。ローマ三越に行ったら,「いらっしゃいませ」と声をかけられて」と言う。ローマ三越?ローマに三越があるの?「ハイ,ありますよ」とのこと。三越のホームページを見ると,ローマ以外にもロンドンやマドリッドなどにあるようだ。しかし,わざわざ海外に来ているのに三越で買い物はしたくないものである。お客さんは日本人ばかりなのだろうか,それとも現地の人も来るのだろうか。

 「ところでmekabunattouさん,向こう(カナダのこと)でストパー(ストレートパーマ)かけてきたんですか?」と何だか妙なことを訊かれた。何故?と言うと「なんだかそんな風に見えるから」。するとデスクのSさんが「外国は日本と水質が違うから,髪にも影響があるんだよね」と言う。「外国人で金髪の人でも,日本で生活していると髪の色が濃くなるらしい」。どういうことかと思ってインターネットで調べてみると,日本の水は硬度20~80の軟水であり,髪や肌に優しいらしい。一方欧米に多い硬水で洗うと髪は傷んでしまうらしい。髪の色が落ちるのは,髪が傷むせいなのだろう。

 モントリオールの水の硬度は焼く125。日本に比べて随分と高い。布施明は長いアメリカ生活を経て日本に帰ってきたとき,見事に茶髪になっていたらしい。自分の髪がストパーをかけたようにみえたのも,たぶん硬水の影響だろう。ちなみにふと思ったのだが,欧米の男性で禿の方が多いのも,ひょっとすると水のせいかも知れない。

2008年9月18日木曜日

出国の憂鬱,帰国の憂鬱

 モントリオール滞在も今日で終わりある。最終日は時間にゆとりがあったので,北部のセント・ロワイヤル公園やモントリオールカジノ(見学のみ),F1サーキットなどを訪れ,夜はジャズ・クラブで音楽を楽しんだ。「モントリオールジャズフェスティバル」という世界最大規模のジャズイベントが開催されるだけあって,至るところでジャズライブが行われているのである。大いに気分転換できた。

 しかし,気分転換できた理由は,いろいろなものを見たからというより,むしろ自国とは全く異なる文化圏に来たことそのものにあると思う。具体的な例を挙げると,日本語で考えず,英語でコミュニケーションを取ろうとすること自体が,不安ではある一方新鮮である。外国の人々は実に気さくに話をする。“Hi! How are you?” “Very good! How about you?”などという形式的だけど相手を気遣う挨拶をみんなが交わす。エレベーターに乗り合わせた人同士で交わす。ホテルの廊下ですれちがった人と交わす。人にぶつかりそうになったときは誰もが必ず “Excuse me.” “Sorry”と言う。レストランで食事をしているとウェイターさんが “Food is good?” と3回ぐらい訊いてくる。 “Yes, very nice!”と応える。取材をしていても,みんな笑顔で答えてくれる。日本では考えられないOpen Mindである。自分はこの外国の明るさが好きである。

 またアメリカ・カナダは,いろんな人種が居るせいか,みなそれぞれ自由に行動しているように見える。例えばモントリオールは半袖,短パンの人がいるかと思えば,コートにマフラーという格好の人も居た。日本ではみんな周りの格好に合わせようとするのか,あんまり季節はずれ服装はしないようにするだろう。

 言葉が分からないということは,それはそれで面白いものである。日本語で書かれたものは意味が分かるがゆえに,例えば電車の吊広告などをついつい読んでしまって頭が疲弊したりする。しかし,理解できない外国語は逆に頭を使うことがない。

 外国に行くと,初日はいつも早く日本に帰りたいと憂鬱になる。しかし,一週間外国に滞在すると,その開放感やおおらかさ,そして住みやすさが実に心地良くなってしまい,このまま居たいと思ってしまう。そしてこれからまたカサカサ,セコセコ,ゴミゴミした東京に帰らねばならないと思うと,いつも憂鬱になるのである。

2008年9月11日木曜日

セリーヌ・デュオンと医師不足


今日は取材が無いので,モントリオールの町をぶらぶら歩いてみる。ホテルのすぐ近くに名所,ノートルダム大聖堂がある。これは何で有名か?1つは,セリーヌ・デュオンが結婚式を挙げた場所としてである。

セリーヌ・デュオンはモントリオールの出身である。昨日,空港からホテルまで案内してくれたガイドさんが面白いことを言っていた。セリーヌはアメリカで活動しているが,それはカナダの税金が高いからというのも1つの大きな理由らしい。カナダは北欧と同じく,医療費がタダである代わりに所得税が高いそうで,しかし皮肉にもそれが医師不足を招いているということだ。つまり,腕のいいお医者さんは税金の安いアメリカに行って稼ぐため,カナダは大都市モントリオールでさえ医師が足らない状況になってしまったらしいのである。「僕は以前骨が見えるくらい深く手を切って,救急外来に行ったんですが,4~5時間待たされました。でも軽い怪我だと,12時間ぐらい待たされることもあります」という。2~3時間の待ち時間で大きな問題となっている日本だが,カナダの場合は次元が1つ違う。

 さて,ノートルダム大聖堂,もちろん宗教施設としても大きな特徴を持っている。見た目は歴史を感じさせるが,出来たのは比較的新しく,19世紀後半のことである。12世紀後半から始まる中世ゴシック建築の様式を取り入れて作られたために,古くみえるのだろう。もともとこの地では17世紀からローマカトリック教会により布教されてきたが,この大聖堂を設計したのは,プロテスタントのニューヨークの建築家であるらしい。他の宗派に対しても寛容なのだろうか。セリーヌが自国に税金を落とさなくても(本当かどうか分かりませんが),快く地元の名所で結婚式を挙げられるのは,その寛容さのおかげかも知れない。

2008年9月10日水曜日

モントリオール到着

 今日から,カナダ・モントリオールに出張。エアカナダで成田より出発。先日,会社で英会話の授業を受けたときに,カナダ人の英語の先生から,エアカナダのサービスは最悪だから可能ならキャンセルしたほうが良いと言われた航空会社。「乗務員もね,全然可愛くなくて,おばさんとゲイしか居ないのヨ。ゲイは面白いからいいけど,おばさんは態度悪いばかりでダメ!」と大差別発言バリバリのけちょんけちょんだった。

 実際,成田発トロント行きのスチュワーデスさんは揃いも揃ってその辺の近所に居そうなおばさんだった。初めはいくらか親切にしてくれたが,次第に疲れてくるのだろう,だんだんと無愛想になってくる。「夜食を出しますが,お休みのお客様にはサービスを控えさせていただきます」とか言っていたのに,寝ているときに思いっきりテーブルにサンドイッチを置かれ,目が覚めた。しかも,その後夜食第2段として,こともあろうにカップヌードルが出てきた。さすがに「No,thank you」と断ったら,「あら,人気ナイノネ」みたいなことをつぶやいている。夜中にカップヌードルは重過ぎるのではないだろうか。

 トロントに着き,モントリオールへ行く便に乗り換えたが,ここの乗務員さんは全員男。さすがに確かめようがなかったが,ゲイかもしれないと思ってみていると,なんだかゲイっぽくみえてくる。別に交際するわけではないので構わないのだが。

 約14時間のフライトを経て,やっとモントリオールに到着!夜の九時。後はご飯食べて寝るだけ。